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2018.08.31
なぜ家族そろってのお墓参りが大切か
私達は、ひとりでこの世に生を受けたわけではありません。両親がいて、そしてまた、おじいちゃん、おばあちゃんがいて、というように先祖様があって今の自分がいるのです。
最近では、ゲームなどで簡単に人を殺したり、生き返らせたりと現実の死を知らずに、命の大切さもわからないままに子供が育ってしまう環境が多くなっています。
そんな現代社会の中で、小さいころから家族と共にお墓参りをすることで、命の大切さを知り、先祖に感謝し家族の結びつきを再確認するよい機会であります。
ある統計では、少年犯罪とお墓参りを行う回数の関連性を指摘していています。
日本全国で一番お墓参りを行う回数が多い地域は九州で、その中でも毎週、2週間に一回お参りをしているのが鹿児島県です。
また、別の調査では、校内暴力やいじめが最も少ないのが鹿児島県という結果が出ています。これは、偶然ではなく、親を敬い、お年寄りをいたわり、弱い者いじめをしない、命を大切にするなどの精神がお墓参りをすることによって養われてきたものだと思います。
子どもが小さいからお墓参りに連れて行かない、また、「小さいからわからないだろう」ではなく、小さくても、お墓参りの意味や注意点をきちんとお子様に伝えることで、「心育」「伝統育」の一環として、生活の中にお子様とのお墓参りを取り入れてほしいと願います。
小さなお子様を連れてお墓参りをするときの注意点
- お墓がどんな場所か教えておく
- お墓参りにどんな意味があるか子供に話す
- お墓は公共の場所であることを話す
- 大声を上げたり遊んだりしないように言い聞かせる
- お墓やお供え物にみだりに触れないように言い聞かせる